プレスリリース
プレスリリース
2022年5月16日
プジョー・スポーツは、モータースポーツと高性能技術の分野で長年の広範な知見を有する世界的な自動車関連サプライヤーであるマレリとの間で、複数年のパートナーシップを締結しました。この重要な技術パートナーシップは、FIA世界耐久選手権(WEC)に2022年から参戦するプジョー 9 X 8ハイパーカーのハイブリッド・パワートレイン・システムの過酷な性能要件を満たすための、最も効率的な電動ソリューションの開発に関するものです。
具体的には、マレリは前車軸電気駆動システムの一部であるオーダーメイドの高性能電動モーターおよび炭化ケイ素ベースのインバーターと、そのエンジニアリングを供給しています。開発の焦点は、システムの効率と信頼性を最大化することと同時に、割り当てられた重量と容積を有効に活用するためにモーターとインバーターの技術を適応させることになります。
このマレリからの貢献は、重要なモータースポーツの世界選手権での経験と応用から得られた、高性能ハイブリッド・アド・フル・エレクトリック・システムの設計・生産・展開における豊富なノウハウと、エネルギー・リカバリーシステムとフル・エレクトリック・トラクション・システムの分野における知見に基づくもので、この技術の量産車への応用が乗用車の電動化につながっています。
このパートナーシップは、モータースポーツと一般車両の両分野におけるマレリとプジョーの長い協力関係の歴史に、新たなページをもたらすものです。これには、耐久レースで輝かしい実績を誇るプジョー905とプジョー908へのエレクトロニクス機器とテレメトリー(遠隔測定)機器の供給が含まれています。この新しい共同技術開発の取り組みは、スマート電動ソリューションに向けてパワートレインとモビリティの進化をもたらすことをあらためて目指すものです。
今回の提携により、マレリは 「プジョー・スポーツ・オフィシャルパートナー」 として独占的な地位を獲得することになり、技術提携に加えて、スポンサーシップ、ブランディング、マーケティング分野での協業や相乗効果も期待されます。1990年代にル・マン24時間耐久レースと世界スポーツカー選手権で優勝したプジョー905の伝統を再び想起させるように、マレリはプジョー 9 x 8ハイパーカーのボディにそのロゴを再び表示します。このロゴは、ドライバーズレース・オーバーオール、チームウェア、オフィシャルパートナーエリア、その他のコミュニケーションツールにも使用されます。
Olivier Janssonie は以下のように述べています。
「マレリが、プジョー 9 X 8プロジェクトに参加してくれたことを嬉しく思います。」
「私たちは長年にわたりマレリとの協働を行っており、私たちのチームは同じ情熱と卓越性への献身を共有しています。このプロジェクトは、私たちのスキルを結集して、9 X 8を成功に導く革新的で高性能な新しい電動モーターを設計し、テストし、レースに参加する絶好の機会となります。」
Marelli Motorsportの責任者であるRiccardo De Filippiは以下のように述べています。
「プジョー・スポーツとの新たなコラボレーションにとても興奮しています。」
「私たちは、耐久レースの歴史の中で、彼らとのコラボレーションの長い輝かしい伝統をすでに持っており、モータースポーツ・レースでの大きな遺産と技術的伝統を共有しています。私たちは、マレリの最新電動パワートレイン技術を採用し、この独自で最先端の車の性能を持続可能な方法で極限まで押し上げるために、再びすべての能力を結集しました。」
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