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2021年11月30日
世界的大手自動車サプライヤーのマレリは、2030年までに、オペレーション部門(スコープ1およびスコープ2)において、カーボンニュートラルを達成すると発表しました。この目標は、持続可能なビジネスの構築に向けた当社の広範なコミットメントとその移行のための重要な取り組みであり、エネルギー消費の最小化、再生可能エネルギーの使用の確保、および不可避な排出の相殺のためのさまざまな措置によって達成されます。
この新たなステップでは、当社が中期戦略で設定した環境・CO2の削減目標に加えて、さらに意欲的な目標と具体的な計画を定めています。これらの活動により、直接保有または管理している排出源からの温室効果ガスの排出量と、購入・使用するエネルギーからの間接的な排出量を削減します。
マレリのエグゼクティブ・チェアマンである Dinesh Paliwalは次のように述べています。
「自動車業界は、よりクリーンで環境に配慮した世界をつくる上で極めて重要な役割を担っています。完全な電動化への責任ある移行を可能にする技術を提供する役割に加え、オペレーションでの完全なカーボンニュートラルを達成するためのこの重要な投資は、より強くさらに持続可能なマレリの構築に向けてのマイルストーンとなります」
マレリのプレジデント兼CEOであるベダ・ボルゼニウスは次のように述べています。
「これは、マレリが全体的な炭素排出量を削減するための計画開示における最初のステップです。次のステップでは、間接的な排出に関して明確な目標と対策を定義することになります。これには、サプライヤーやお客さまとの協力はもちろんのこと、当社の製品や製造プロセスの内部的な取り組みも含まれます。まだまだ道のりは長いですが、本日発表された取り組みは、大きな前進となるステップです」
まずマレリは、「エネルギー効率の良いモノづくり」を継続的に実施することを通じて、エネルギー消費とそれに伴う排出量を削減し、この目標を達成します。近年導入された「エネルギー効率の良いモノづくり」とは、高効率・省エネ設備の導入や、生産現場のライン合理化などの改善活動を含む、工場でのエネルギー使用量削減に直結した一連の戦略・活動です。この一連の活動の中で、当社施設におけるエネルギー消費量を最小限に抑えるために、設備の効率的な使用の改善に重点を置き、さらなる活動を実施し、より効率的な新しい設備や機械の導入にも取り組んでいきます。
この戦略のもう1つの重要な部分は、事業活動で使用される電力エネルギーの100%が再生可能エネルギーであるか、または、認証されたカーボン・クレジットによって相殺されているかを保証するためのコミットメントです。ここで焦点となるのは、太陽光発電と風力発電です。再生可能エネルギーは、オンサイトでのシステムを開発して自家発電を行うとともに、電力購入契約やグリーンサプライ契約などの、認証された契約に基づいて購入されることになります。
こうした取り組みの中では達成できなかった残りの排出量は、世界中の認証制度に基づくカーボンプロジェクトに参加することで相殺されます。さらに、マレリの目標達成を支援するために、脱炭素化を目的とした再生可能エネルギー源の新技術やソリューションのモニタリングを続けていきます。
マレリは、今後も自動車の効率性の向上に努め、低炭素化社会への移行を支援する革新的なソリューションの開発において、主導的な役割を果たしていきます。これには、電動化テクノロジーと内燃機関エンジンの効率を向上させるソリューションが含まれます。
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