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【2019年10月2日、さいたま】
大手自動車関連サプライヤーのマレリ(MARELLI)は、10月1日より、マレリの持株会社であるマニエッティ・マレリCKホールディングス株式会社に外部諮問委員会を設置し、マレリの経営陣に対して継続的に戦略上の助言を行うことを発表しました。諮問委員会のメンバーは、グローバルな市場に精通した専門家で構成され、その助言や知見の提供を通じてマレリの経営陣をサポートしていきます。これは、同社が競争に打ち勝ち、世界的ティア1サプライヤーとしての地位を強化し続けるためのものです。
諮問員会の主な役割には、メンバーのグローバルな経験と知見を活用し、会社の戦略に関する助言を提供することが含まれています。メンバーは、マレリの長期戦略に影響を与える可能性のある自動車業界の動向を特定し、経営陣と協力していきます。同時に、マレリの世界的ネットワークの拡大と業界全体にわたる関係づくりを支援し、カルソニックカンセイとマニエッティ・マレリの統合成功に向けてのサポートを行います。
この諮問委員会の最初のメンバーとして、バーンド・M・ボーア博士が任命されました。ボーア博士は、ロバート・ボッシュ社で14年間にわたり役員を務め、10年間はAutomotive Groupの会長として、同社のグローバルな自動車事業の責任者でもありました。それ以前にも、同社において、ABS、ブレーキ、インジェクション・システム、エレクトロニクスなどの事業分野を担当する上級管理職を務め、日本においても、地域全体の企業責任を含むさまざまな事業分野の責任者としての勤務経験があります。また、2017年までダイムラー社の監査役を務め、現在はDeutz社およびOttobock 社の監査役会の会長の重責を担うなど、自動車業界での要職を歴任してきました。
マレリのCEOであるベダ・ボルゼニウスは、次のようにコメントしています。
「この業界で起こっている変化を過小評価することは禁物です。企業が優位性を保つためには、ビジネスが成長に向けて適切に位置づけられ、お客様にとって最も重要な分野に焦点が絞られていることに注力するだけでなく、より幅広い立場から市場で何が起こっているのかを把握する必要があります。この諮問委員会の設置によって、世界的な専門家によるパネルを活用することが可能になり、その深い知見と経験に基づいて戦略を策定することができるようになります。」
「バーンド・M・ボーア博士が、この諮問委員会の最初の正式メンバーとしての参加に同意されたことを、大変うれしく思います。ボーア博士の業界で幅広い経験は、その世界的なネットワークと相まって、マレリへの多大な貢献をもたらすものとなります。」
今回の取り組みは、自動業界における一流の専門家の知見を将来の成長戦略のために活かし、マレリが世界的ティア1サプライヤーとなるための大きなステップのひとつとなります。
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