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2020年11月26日
大手自動車関連サプライヤーのマレリ(本社:埼玉県さいたま市)は、電動パワートレイン事業の成長戦略の一環として、ドイツのケルンに電動ドライブトレインの生産施設を開設し、2021年前半の生産開始を目指します。
マレリの電動パワートレイン事業部CEOであるJoachim Fetzerは次のようにコメントしています。
「新たな生産設備により、この重要な成長市場に対応するための生産規模と能力を向上させることができます。欧州の中心部に位置するケルンを選んだのは、この地域では自動車産業での経験と高度なスキルを持つ従業員を確保でき、e-モビリティの中心として発展しつつある地域でもあるためです」
ケルンの新しい施設では、18,000平米にわたるスペースに電動ドライブトレインの生産ラインが設置され、将来的には拡張も可能です。2021年上半期の生産開始時には、マレリは約160人の従業員を雇用する予定で、さらに2021年中に60人までの従業員を追加雇用する計画です。
Joachim Fetzerは、さらに次のようにコメントしています。
「電動パワートレインはマレリの成長戦略の中核の一つです。当社は早い時期からKERS(運動エネルギー回収システム)を手がけており、フォーミュラ1の最初のハイブリッド・ソリューションを手がけ、またフォーミュラEの電気パワートレインのパイオニアでもあるなど、すでにこの市場で豊富な経験を持っています。ここ数年、私たちは電動モビリティの技術を市場に広く提供することに成功しており、ケルンの新たな施設によってその方向を強化することができます」
電動運転と熱エネルギー管理システムの両方の専門的知見を組み合わせることで、高効率の電気自動車プラットフォームの設計を可能にする独自の技術ポートフォリオを提供します。これには、800ボルトの高性能・高速充電技術のためのアクティブ&パッシブシステム、バッテリーマネジメントシステム、冷却プレート、電動コンプレッサーなどのソリューションが含まれ、自動車メーカーが電気自動車およびハイブリッド車の全体的な効率を向上させることに貢献します。
Joachim Fetzerは、次のようにもコメントしています。
「この市場がダイナミックに成長する中、当社は電動モビリティをリードするサプライヤーとしての地位をさらに拡大したいと考えています。」
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